“明治末期の巡査教習所では、「昆虫学」が科目の1つとして含まれていることがあった。
(中略)
警察官たちは名和に連れられて昆虫採集をおこない、どの虫が「害虫」で、どの虫が「益虫」なのか学んでいる。こうした講習を受けた警官たちが、各地の農村に戻り、農民たちに<害虫>の駆除を強制していくことになるのである。”
— 瀬戸口明久『害虫の誕生ー虫から見た日本史』p.85